東北アジアの市民交流を進める歴史と教育のマダン

安倍晋三首相は21日付の米紙ワシントン・ポストのインタビューで、1995年の村山談話を念頭に置いた「安倍談話」について、「歴史認識に立ち入るべきではなく、政治家は未来を語るべきだ」と述べ、歴史認識の見直しには触れず、未来志向の談話にしたいとの考えを示唆した。

村山談話は、当時の村山富市首相が日本の植民地支配や侵略への反省とおわびを表明したもの。安倍首相は「アジアの国々に多大な損害を与えてきたからこそ、日本が貧しい時代から支援を続けてきた」と指摘。歴史認識について「歴史家、専門家に任せるべきだというのが基本姿勢だ。第1次安倍内閣のころから言い続けている」と強調した。そのうえで新談話では「日本がアジアでこれから果たしていく役割を語るべきだ」と述べた。

インタビューは16日に首相公邸で行われた。

朝日新聞 2013年2月21日

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